支部内では知らない人はいない有段者の出稽古。
同じ支部だけど顔を合わす機会が少なく
大会などでしか見かけない少年部にとっては
近寄りがたいでっかい存在。
少々緊張気味で迎えた組手だったが
戻ってきた子供たちは笑顔いっぱいだった。
一般の道場生もいい稽古になったと思う。
今日はありがとうございました。
またの”出稽古”お待ちしています♪
稽古の最中にふざけだした息子を発見。
「遊ぶんじゃないっ!!」
立ち上がり両手でバッテンを作り子供へ合図をしていると
師範と目が合ってしまった。
そのまま近づいて来られ
「指導者よりも親の反応を気にするようになるから」
と諭された。
そして
「まさか家でも空手の指導をしていませんよね?
指導している事が分かったら
あそこ(道場の真ん中を指差す)で
それをしてもらいますよ」
優しい顔のまま「本当ですよ」と補足された。
入門まもない頃は右・左が逆になることも多く
保護者席から”違う、こっち!”などジェスチャーをしていた。
そうすると不安な所では助け舟を求めて目が向いている。
子供は目が向くと体もこっちを向く。
そのうちだんだんと何かあるごとに見るようになる。
おぉ~、やばいやばい。いけない連鎖が・・・
道場の真ん中で出来ないピンヤン1をしている自分を想像して
背中がヒヤリ。
今でもそのルールは生きている・・・と思います。
子供の通う学校の空手道大会を見学した。
学校の空手は「スポーツ空手」と呼ばれていて
ここの大会にフルコン系が出ると
試合前に不戦敗になる事がある。
大会見学は色んな意味で新鮮だった。
有効:1ポイント 技あり:2ポイント 一本:3ポイント
6ポイント先取、または1分半でポイントの多い方が勝ち。
拳での上段も有効技という事に驚く。
挨拶はお辞儀で行い、「押忍」はない。
最初は”違い”に戸惑った。
「スーパーリンペイ」を間近で見た。
どのくらい特別なのかは分からないが
他の型と違い
「スーパーリンペイッ!」
と声を発してから始める。
ちょっと長めのその型はキリリと引き締まっていて
ピンとした空気が張り詰め会場内は心地よい緊張感だった。
見学は予想以上に楽しかった。
この見学を通して息子の習う空手を見ると
普段気が付かなかった所も見えてくる。
「空手」っていいなぁ~
そう思って帰ってきた。
分かっている事はどんどん自分からしていく。
普段は自分で仕事をする大工が棟梁がいるからといって
「釘、打っていいですか?」
と一々聞きながら仕事はしないだろ?
普段は指導しているのに師範が居る時はただの弟子となってはいけない。
いつも自分のスタンス通りにしていなければ。
弟子の一人を叱った後に師範が話し掛けてこられた。
師範の意図することを分かりやすく話してくださったが
当の本人は一喝された後すぐに稽古に戻っている。
弟子ではなく、”保護者”だからこういう話をしてくれたのだと思う。
叱られた意味は自分で考えなければ分からない事があるから・・
「社会に出ても同じ事なんだよ」
そう言ってまた指導に戻られた。
実際にお会いした事はないけれどブログの文章が暖かく
何度となくWeb訪問している”せんせい”の考案で
レンガを使った打たれ強さの自主トレというのがあった。
レンガで自分の体を打つと打撃時の感触(痛み)と似ているそうだ。
例えば大腿部を打つとスネで下段を蹴られた痛みがするらしい。
胸を打つと前蹴りの痛み。
一人で打撃の自主トレ。
「ながら」トレーニングもできそうな・・・
痛みが伴いますのでオーバーワークにご用心!
”せんせい” ありがとうございました。