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筆記試験の再審査が行われた。
対象者は少年部2名

稽古が終わり整理運動の時間に、道場の隅で正座で挑む小学男児君。
時々上を仰ぎ、小声でブツブツ呟いて 一生懸命取り組んでいる。

同じ道場内で行われていた整理運動が終わり、当然の流れで

「一つ、我々は・・」

道場訓が始まった。

おいおいっっ・・・

そう思いながら小学男児君を見ると、先ほどと変わらぬ姿勢のまま。
道場訓が始まったことにすら気がついていないようだ。
絶好のチャンスにいつ気がつくんだろうと指導員と少学男児君を交互に見ていた。

書き終わってから気がついた小学男児君。
慌てて両手で耳を塞いでいる。
笑ってはいけないが、律儀な少年男児君がいじらしくて可愛らしくて・・面白い。
ついつい「ズルしてませんって言うてやるけん大丈夫よ」と口出しをした。
耳を塞いで悶絶していた少年男児君は手を離し「よかった~」と笑顔。
本気でホッとした様子に、こっちも笑顔。


帰り際、指導員と話をしていた少学男児君。

「~。わかった?」

「はいっ!」

「・・・じゃなくて?」

「せいっ!」

「じゃなくて?」

「・・・押忍」


我慢できずに吹き出してしまった。

小学男児君、君は最高です♪
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